愛知大学岩田晋典ゼミのブログ

ゼミ活動の記録/報告、資料のアーカイブ化が目的です:ゼミのホームページは別にあります。

第二回タメ口読書会

<課題本>

川端康成著『雪国』

<日時、場所>

7月19日(火)18:15〜(1時間くらい?)
愛知大学名古屋キャンパス講義塔4階。L408教室

<ルール、心がまえ>

全員に対してタメ口を用いる!

本の下では誰もが平等なので、主催者も含めて敬語(ですます調、丁寧語、尊敬語、謙譲語などなど)は禁止。ただし全員に対する自己紹介のときだけは、ですます調を用いるのは可。それと、相手に呼びかけるときに「さん」・「くん」・「ちゃん」を使うのも可。

競争ではなく共感を!

自分以外の意見を否定したり、発言者を問い詰めたりしない。小説の読み・理解には正解が存在しない。それぞれの感想は平等。

読みの違いを楽しむ!

自分の読みが他の人の読みと異なる場合、その違い・ズレや白黒はっきり出来ないグレーさを楽しもう。ただ、自分が小説について得た印象や感想あるいは違和感などは、できるだけ詳しく表現してみよう。

タメ口読書会

タメ口読書会とは何か?

 授業でやったレジュメの作成や口頭発表といった面倒臭くて退屈なものは一切なし。ただ一冊の本について感想を語り合う会。
 参加したい人は気軽に連絡してちょ〜。
(この妙に馴れ馴れしいタメ口については、<ルール、心がまえ>のとこを参照してね)

 

<目的>

 ”有名だけど読んたことない”というような小説を取り上げ、それをネタに上下関係老若男女の分けへだてなくあれこれ感想を言い合って、ちょっぴり充実した気分になったり、すこーし教養を磨いたり、思いっきり日々の仕事から離れたり、…そんなことをするのが目的。

 

<課題本>

夏目漱石著『吾輩は猫である

 

<日時、場所>

6月20日(月)18:00〜(1時間くらい?)
愛知大学名古屋キャンパス講義塔4階。L408教室

 

<会の次第>

1)主催者による趣旨説明、本の紹介
2)参加者自己紹介
3)参加者の感想(発言者はサイコロで選ぶかも)とフリートーク
4)まとめ
*参加メンバー数や時間によって変更する可能性あり。

 

<参加資格>

●課題本をすでに読んでいること(”前に読んだ”などでも可)。
●その本について自分なりの感想が言えること。気に入ったセリフや場面などでも可。

 

<ルール、心がまえ>

■全員に対してタメ口を用いる!

本の下では誰もが平等なので、主催者も含めて敬語(ですます調、丁寧語、尊敬語、謙譲語などなど)は禁止。ただし全員に対する自己紹介のときだけは、ですます調を用いるのは可。それと、相手に呼びかけるときに「さん」・「くん」・「ちゃん」を使うのも可。

 

■競争ではなく共感を!

自分以外の意見を否定したり、発言者を問い詰めたりしない。小説の読み・理解には正解が存在しない。それぞれの感想は平等。

 

■読みの違いを楽しむ!

自分の読みが他の人の読みと異なる場合、その違い・ズレや白黒はっきり出来ないグレーさを楽しもう。ただ、自分が小説について得た印象や感想あるいは違和感などは、できるだけ詳しく表現してみよう。

卒業研究のテーマ決めの準備:当たりの付け方

当たりを付ける

=そのテーマで卒業研究をするうえでの実現可能性を見定める。調査ができるか、オリジナリティを出せるか。

 たとえば、最低2回のフィールドワークが可能か:日本国外はコスト的に容易ではない。また、すでに多くの人が取り組んでいる研究ではオリジナリティが出しにくい。

 

当たりの付け方

自分が関心を持っているテーマについての先行研究を調べる。早いうちから始めてほしい。

①図書館でそのテーマに関する本がたくさんある本棚を見つけ、片っ端から本を見ていく。その際とくに教科書(「何々学入門」や「何々学を学ぶために」など)に注目する。

Google Scholarciniiなどで学術論文の状況を調べてみる。多すぎてもダメ(オリジナリティを出しにくい)、少なすぎてもダメ(参考にできる研究がない)。

③総合学会室でいままでのゼミ論文をチェックする。

新聞記事データベースで基本的な情報を集める。
⑤ニュースアラートを設定する。多すぎてもダメ(処理しきれない)、少なすぎてもダメ(データが集まらない)。

文献レビューにおけるレジュメの構成

  1. タイトルなどの書誌情報

  2. 著者と掲載媒体(文献や雑誌)について

  3. テキスト全体の構成について

  4. テキストに記された「目的」

  5. テキストに記された「方法」

  6. テキストに記された「結論」

  7. テキストに記された意義

  8. コメント:著者が言っていることについてどう思うか

    ●論証の方法・論拠は適切か?

    ●タイトルならびに3から6までのそれぞれの内容や、相互の一貫性にツッコミを入れる。

    ●「思った」、「考えた」ということばは不要。

    ●卒業研究においてどう参考になるか、書く(自分だけではなく一般的に)。

    ●コメントに使った参考資料を明記する:「無い」のは勉強してないということ。

ゼミにおける司会者と参加者の役割

<司会者>

  • ①発表(10分程度)、②質疑応答、③教員のコメントというようにゼミを進める。
  • ゼミが盛り上げるように心がける。質疑応答の際にゼミ生の発言を促したり、発言をまとめたり、あるいは、自分が発言して盛り上げるのも良い。
 

<参加者>

  • 当然ながらテキストを読んでおく。
  • 発言を準備しておき、議論を盛り上げる。著者が言っていることについてツッコミを入れたり、卒業研究にどのように参考にできるかアイデアを出したり、発表自体についてアドバイスをしたり、などなど。

研究計画を作る

以下の構成を活用して作ってみてください。

 

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1)テーマ・問題関心
 簡潔にテーマについて述べる。また、どのような研究の意義があるのか(公共知の発展に対してどのような貢献ができるのか)について触れる。ただし、個人的な経験や思い入れなどは書かない。

2)先行研究の状況
 そのテーマや研究対象について、どのような知識or意見がすでに先行して存在しているのか?について説明する。

3)目的
 現時点でのもの。ラウンド1では研究対象について詳しくなることを目指すのが望ましい。「なぜ…なのか?」ではなく「どのように…なのか?」を解明する、といったように。

4)調査方法
 3)を達成するためにどのような方法を取るのかについて説明する。
 文献や資料の調査ならどんな本を読むか:教科書、新書、ウェブ、白書・統計(辞典・事典は当たり前)
 現地調査ならいつどこで何をするのか
 どのようにメールアラートを設定しているのか

5)スケジュール
 3)と4)をふまえて、今後(夏休みや秋学期)どのように研究を進めるのかを説明する。

卒業研究:数字の表記の仕方

以下の場合は、漢字を使ってください(それ以外はアラビア数字)。

 

●訓読み

 一人、二日、三つ

●順序

 第一に、第二次、三番目

●不確定表現

 三四人、二三百人、数十円、数百グラム、十数パーセント

●化合物名称

 二酸化炭素

●慣用句・熟語

 一二を争う、二枚舌、四半期

 

*以上はあくまでも指針です。