愛知大学岩田晋典ゼミのブログ

ゼミ活動の記録/報告、資料のアーカイブ化が目的です:ゼミのホームページは別にあります。

【ゼミ生による旅行情報】世界最大級の博物館へ行こう! (by L.M.)

 北京には170以上の博物館があり、世界第二の博物館保有数を誇る都市だ( https://mr.baidu.com/0dv79rk?f=cp)。だからこそ、北京へ観光に来たときにどの博物館へ行けばいいのか迷う人もいるだろう。そこで私がお勧めする博物館である、中国国家博物館の特徴と行く際の注意点について書く。(以下の文は、2018年12月時点での情報に基づく)

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(中国国家博物館前,特別展示の装飾がされている)

 中国国家博物館は天安門広場のすぐ近くにある博物館であり、交通アクセスがとても良い。また、公式サイトは日本語を含む10ヶ国語対応をしており、外国人観光客からの関心の高さも伺える。

・中国国家博物館公式サイト(日本語) http://jp.chnmuseum.cn/tabid/619/Default.aspx

・中国国家博物館(ウィキペディア・日本語)  https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%AD%E5%9B%BD%E5%9B%BD%E5%AE%B6%E5%8D%9A%E7%89%A9%E9%A4%A8 (ウィキペディアでは入場予約制となっているが、予約なしでも入場可能だ。)

 ここからは私が国家博物館の特徴と行った際に気づいた観光客が注意すべき点について書く。

 


1.持ち物

・パスポート(必須)

・食べ物(一日中いるのなら)

QRコードをスキャンできるアプリ


 国家博物館は無料で入場することができるが、入場の際にパスポートの提示が必須である。

 また、長時間いるのであれば食べ物の持ち込みをオススメする。飲食物は館内の自動販売機でも買うことができるが値段はやや高めで、買えるものも限られている。博物館には飲食可能なエリアがある。ただし、飲み物を含む液体類の持ち込みはあまりオススメしない。その理由はつぎのセキュリティの項で説明する。

 多くの展示物にはQRコードがついており、読み込ませることでその展示品の内容を中国語で詳しく知ることができる。日本人であれば漢字から内容を理解出来ることもあるので、中国語ができない人もあらかじめQRコードのアプリをダウンロードしておくことをお勧めする。

 

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2.セキュリティ

  通常は入り口でパスポートを提示したあと簡単な持ち物検査をし、自由に観覧することができる。また、液体類もセキュリティチェックの場で一口飲めば持ち込むことが可能だ。

 しかし、特別展示の内容によっては厳しいセキュリティチェックを受けることがある。例えば、私が行った時期はちょうど改革開放40周年記念展が催されており、通常入り口で行われるセキュリティチェックも建物の外で行われた。パスポートを提示後、顔認証システムを使い身元を確認し、持ち物検査も一レーンを数人体制で行われた。またそこで液体類は一切持ち込み禁止と言われた。このような時期はせっかく水を購入してもその場で飲み干すか捨てるしかない。またいつセキュリティが厳しいのか、個人ではなかなか判断しづらい。なので、飲料は館内で購入することをオススメする。

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(微信、支払宝での決済は多くの短期滞在者には利用できないアプリサービスなので「现金支付(現金支払い)」を選ぼう)

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(白黒写真のものは売り切れだ)

 

3.待ち時間

 通常であればほとんど並ぶことなく入場可能であるが、特別展示の内容によっては1時間以上待つこともあ(改革開放記念展の際には早朝に2時間ほど並んだ)。特に国家に関するイベントの際には会社や学校がツアーを組み込むことが多く、観覧客が増えるので、行く際には注意してもらいたい。

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(博物館入場待ちの列)

 

 

4.建物について

 国家博物館は劇場を含む地下一階から3階までの5階だての構造で、とても広い。常設展では、中国貨幣の変遷や、偽札資料などのユニークなものから、陶磁器、古代人のミイラなどの歴史的なものまで様々なものを観れる。各国との友好展示もあり、日本からの作品も数点見ることができる。詳しい展示内容は国家博物館のホームページを見てほしい。

国家博物館/現在の展覧(日本語) http://jp.chnmuseum.cn/tabid/632/Default.aspx

 また、館内は2011年に改修されており、トイレは清潔で綺麗だ。さらにトイレットペーパーもついているのでティッシュの心配もいらない。

 

 

 博物館以外にも、万里の長城天安門など多くの有名な観光地を持つ北京だが、その観光の候補に世界最大級の博物館を入れてみてはいかがだろうか。