卒業研究って何だ?〜料理の比喩〜
1.卒業とは、国際的に通用する学士という資格を獲得することである!
- 卒業(学士という資格の獲得)=料理人の初歩的な資格を得ること。取得後の実社会で成長していくための第一段階的な技能を身につけること
- 卒業研究=オリジナリティのある料理を作り出すこと
- 卒業論文=オリジナリティのある料理
- ゼミ(演習)=そのためのトレーニング(練習)の場
2.卒業論文という料理を構成するもの
- データ=食材
- 理論=料理法
- まずは食材から手を付けるのがやりやすい。
- 徹底的に食材を集めて、とりあえず自分なりの料理法で何かを作ってみる。
- 大体の形をもとに、食材を付け加えて、料理法を工夫して、オリジナリティのある料理に仕上げていく。
<ポイント>
- 1と2について教員ができることは、かなり限定的。大体の方針を与えて、発破をかけることができるくらい。この段階での研究の良し悪しは、むしろ学生の努力次第で決まる。
- 食材集めも第一段階の料理作りも、学生自身が頑張らないとダメだ、ということ。
- 料理法については、今までの授業で習ったことを元に、入門書(教科書的なもの)で学習する必要がある。