【卒論】卒業研究とは
【卒業研究とは】
=世の中のこと(国際関連)に詳しくなり、勉強力を身につけるための実戦的トレーニング。
以下の行為からなる;
- 見つける:本や資料を読み、フィールドに足を運び、自分で見つける
- 調べる:文献データ(本と各種資料)とフィールドデータを集める
- 解釈する:どのようにそうなっているのか、詳しく理解する(「なぜ」よりも「どのように」からスタートする)
- 表わす:世代やジェンダー、知的・文化的背景が異なる他人様が理解できるように分かりやすく表現する
*1〜4は順序よく展開しない。行ったり来たり、入り混じったりして、じょじょに1から4に移行していく。
【卒業研究のテーマとすべきもの】
●卒業研究のテーマ=自分が2年間付き合えるもの
- 「就職に有利か」とかは二次的。まず第一に「自分が取り組めるか」という点を重視する。
- 卒業研究では、あなたがいまだかつて経験したことがないくらい一つのテーマに詳しくなることが要求される:ここでいう「詳しい」=知識の豊富さ&説明のうまさ。
●テーマ選びのポイント
- 全く新しいテーマを選ばない。今までの人生での実績(取り組んできたもの、面白いと思ったもの、良い成績を収めたもの)を重視する。未知の分野は慎重に。
- テーマを掘り下げていく切り口として学問分野(理論)を選ぶ。理論が学びやすいように、教科書が存在する分野にする。とくに社会学、文化人類学、カルチュラル・スタディーズ、異文化間コミュニケーション論をおすすめする(指導しやすい)。
- ネットだけではなく図書館に足を運び、時間と労力をかけて絞っていく。事典類、教科書的・入門書的なもの、概説書、記事(そのつどgoogleアラートを設定して少しづつ情報を集めていく)などに当りながら、じょじょに絞り込む。
- 関連する参考文献(先行研究)が存在するものを選ぶ。たとえば「名古屋めし」→食文化、地域振興、地域ブランド、観光など。
- データを集めやすいテーマを選ぶ。現地調査の機会が限定されがちな国外のもの、他言語のもの、あるいは年一回開催のイベントなどには要注意。